結局は小手先の話/パーソナルカラー
雑誌等でパーソナルカラーの特集が組まれると、一般的な4シーズン、つまり、スプリング/サマー/オータム/ウインターの4グループ分けで解説せず、オリジナルの名前、…例えば〜ブリリアントグループとか、プリンセスグループとか…
何ともわかりにくい名称で解説するケースを目にする事があります。
しかし、究極的にはアメリカのイメージコンサルティングをルーツに持つ日本のパーソナルカラー理論。
後付けで、勝手にオリジナルな名前を付けて「我が物顔」もちょっと見ていて恥ずかしかったり…
中には、直接レクチャーを受けた事が無い人たちが、堂々と「ロバート・ドアは、このようにグループ分けし…」とロバート・ドアの理論をどこでもかしこでもお決まりで引用する始末。
これも同業として、恥ずかしかったり…
小手先で、呼称や名称を勝手に変えてやる手法は、規模が大きくなると、パテント騒ぎや、登録商標騒ぎに発展するからまたこれもおかしな話。
普遍的な専門職の名前を登録商標化するのはがめつすぎる気がしてなりません。
それでは中国での無茶な登録商標競争を全く笑えなくなります。
そのうち、誰かが「カラーリスト」で登録しますか?
かつて、日本で「パーソナルカラー」と言う造語をもって、普及を最優先されたパーソナルカラー界の大先輩になんとも失礼な話ではないでしょうか。
(事実普及を優先し、パーソナルカラーと言う造語は一切占有されていません)
エコノミックアニマルと言う、もう死語になった言葉がよみがえる可能性さえありますね。
持つべきものはバックアップとサブマシン
ついうっかりケアレスミスが原因なのか、マシンのcore 2 duo の限界なのか、とんだトラブルに見舞われています(笑)
とりあえず、最後の起死回生に一手、HD消去と、OSクリーンインストールとなりました。
重傷です。
まずは同等OSと同等スペックのサブマシンが1台あったので、仕事も止めずに九死に一生を得ています。
デジタルの世界ながら、すっかり四文字熟語にはまっているデジタルカラーリストです。
カラーリストの皆さんも、マシンのバージョンアップは慎重に♬
わかりにくいカラー理論
たまたま手に取った「★ッ★ペ★パー」のヘアカラーの特集で、今井さんとおっしゃる方の監修で、パーソナルカラーの解説がなされていました。
「独自のパーソナルカラー理論を開発」
と紹介されていましたが、たぶん、日本中のパーソナルカラーリストがこれを読んで不快な気持ちになっておられると思いました。
独自とは独自かもしれませんが、基本概念はさほど変わっておらず、そこに「開発」と言う言葉は使えないほどの記事内容。
独自と言うのは、呼称や表現のしかたを変えたに留まるくらいでしょうか。
得てして、雑誌や色んなメディアからはコンテンツとして「自己診断ができる内容をお願いします」とリクエストされます。
しかし、気骨のあるパーソナルカラーリストの多くがこれを断るのですが、
「自分が独自開発した」
と言ってしまえば、できない事もできるのかもしれません。
露出が多い今井さんに失礼かもしれませんが、多くのカラーリストがそう思う事でしょう。
ただ、こうやって普遍的でない分け方や呼称、個別の表現法は、パーソナルカラー診断を受ける方々にはますますわかりにくいものとして厄介ですね。
一般の方に対しては、本来は逆で、シンプルにわかりやすくまとめあげるのがプロの仕事誠意でしょう。
すみません、今井さん。
でも、みんな不快感ですよ。
キャリブレーション、実行前後/WindowsPC
今日は約1年間キャリブレーションせずに放置していたWindowsPCを調整してみました。
スペックはWindowsXP/表示データはAdobe/イラストレータ/RGBデータです。
二枚の画像は適正化前(左)と適正化後(右)。
ある程度予想は出来ていましたが、これほど現実を突きつけられると、モニターキャリブレーションやらない方がどうにかしてる(笑)。
もうちょっと時間をかけて、色を追い込んでみます。
モニターの色をいつも信頼のおける状態にしておかないと、カラーの仕事はできません。
色相心理?
たぶん、色彩心理を意訳されたのか、奇をてらってか…
それにしても、カラー/色彩のジャンルも資格の花盛り。
しかし、しつこく書きますが、資格や検定でカラーの仕事ができるほど甘くはありません。
本屋やコンビニに並ぶ資格系の雑誌には美辞麗句が並びますが、そう甘いものではない事を、カラーの現場の人間なら誰でも知っている事です。
私はそう言う、学ぶ人を食い物にするような資格ビジネスにだけは手を染めたくありません。
カラーリストとカラーコーディネイター
今どき、映画やプロモーションビデオを観ると、最後のエンドロールに、「colorlist/カラーリスト」として、カラーリストの名前が出る事は少なく無くなってきました。
お気づきですか?
また、一般的にもColorist/カラーリストは、往時のカラーコーディネイターと同じくらい、いや、それ以上に認知されているようです。
そして、時代が激変する中で、カラーコーディネイターではなく、カラーリストに求められる物が年々裾野を広げ、またレベルの高いものが求められる様になって来ている事は喜ばし事でしょう。
これから、日本中のカラーリストが、胸を張って「Colorist/カラーリストです」と、名乗れるよう、皆さんでカラー界の拡充をはかっていきましょう。
え?カラリスト?
Coloristですから、そのまま読んだらカラーリストです。
カラリストで通じないかもです、外国の方に。
Coloristはカラーリストで良いでしょう(笑)。